さて、これをどう評した方が良いものやら、再びです。
以前の建物編より、ずっと慣れては来たのですが、相変わらずの距離の取り様の分からなさ。
ハッキリと、個人的な感想をいえば、気持ち悪い。
けれど、これが良いという方もいる訳で、オーダーされれば別問題!となる訳です。
画法としてはありだけど、使いどころに窮しているからかも知れません。
それでもいくつか、この画法については学ぶ事もありました。
この描き方は、極力実写が良いのです。
写真の様に、写実的に。
ミクロに細々、粘っこく、描ける所まで描く。
で、ふにゃふにゃした生き物よりも、風景とか、爬虫類とか、
硬さと無機質な感じを持つ物の方が、相性が良いのです。
温度を感じないモチーフの方が、相性が良いというか。
冷静な、デッサンの様な気持ちの方が、描ける絵だというか。
僕はデッサンとか、割とやらないで済ましたい方だったので、
そういう性格の気質が、この画法との距離を掴みかねている原因なのかな、とも思います。