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「深い海に棲む魚」


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イラスト パレッタ

完成日 2011.1.18

 画材 ケント紙にペン(にじみ) 

サイズ 25.7×36.4cm


さて、これをどう評した方が良いものやら、再びです。

以前の建物編より、ずっと慣れては来たのですが、相変わらずの距離の取り様の分からなさ。

ハッキリと、個人的な感想をいえば、気持ち悪い。

けれど、これが良いという方もいる訳で、オーダーされれば別問題!となる訳です。

画法としてはありだけど、使いどころに窮しているからかも知れません。


それでもいくつか、この画法については学ぶ事もありました。

この描き方は、極力実写が良いのです。

写真の様に、写実的に。

ミクロに細々、粘っこく、描ける所まで描く。

で、ふにゃふにゃした生き物よりも、風景とか、爬虫類とか、

硬さと無機質な感じを持つ物の方が、相性が良いのです。

温度を感じないモチーフの方が、相性が良いというか。

冷静な、デッサンの様な気持ちの方が、描ける絵だというか。

僕はデッサンとか、割とやらないで済ましたい方だったので、

そういう性格の気質が、この画法との距離を掴みかねている原因なのかな、とも思います。

色とかあたたかさとか、色々欲しいものなあ。


それにしても、この魚の構図、美術系の課題で描いたら怒られそうですね。

遠近感が全くなってない!と言われそうで。

この画法だと遠近感も掴みにくいので、それも課題のひとつです。